北前船は、江戸時代中期から明治時代まで日本海海運として大阪と北海道を往来していました。
青森県内にも北前船ゆかりの文化が各地に残っています。
今回は寄港地のひとつである『野辺地町』をご紹介いたします。
野辺地町立歴史民俗資料館をたずねることにしました。
このガイドブックを作成した
野辺地町立歴史民俗資料館 主幹 山崎杏由さんからお話を伺いました。
このガイドマップは
日本遺産北前船寄港地認定されている
鰺ヶ沢町、深浦町、野辺地町の三つの街を紹介するために作ったそうです。
北前船が寄港地のひとつである
野辺地町に今も受け継がれているものには
毎年8月に行われている『のへじ祇園まつり』があります。
このお祭りは、北前船で伝わったお祭りとされていて、
少なくとも明治時代から行われているお祭りになっています。
また野辺地町には約200年前の常夜燈があります。
北前船が航行する際に船を安定させるために積んだ石となっています。
食の文化では
カワラケツメイというものがあります。
主に茶がゆとして食べられているんですけど
うまくアレンジしてスイーツにしているカフェもあると山崎さんに聞いたので
早速行ってみました。
GARDEN CAFE 泉山奏恵さんは
北前船が運んで野辺地町に伝わってきた
『カワラケツメイ』を使ったスイーツとして出すことで
野辺地町以外の人にも伝わるきっかけになるかなと思い
メニューを作ったそうです。
『カワラケツメイ茶入りワッフル』は
ワッフルの生地とアイスの上に乗ってるクッキーに
ケツメイ茶が入っているそうです。
『カワラケツメイ茶のラテ』は
黒蜜とケツメイ茶を合わせてスチームミルクを入れて
ラテにしているそうです。
どちらもとても美味しかったです。
さらに
野辺地町にはケツメイ茶を使ったラーメンもあると聞き
こちらも行ってみました!
『野辺地北前ラーメン』です。
麺にはカワラケツメイが練り込まれています。
山崎さんが作成した
日本遺産『北前船寄港地』3港ガイドブックを片手に
県内にある他の北前船の寄港地
鯵ヶ沢町や深浦町に今に伝わる
北前船ゆかりの文化を訪ねてみたくなりました。
イベント名 | 今に伝わる北前船ゆかりの文化 |