レポート
2024.09.20

下北半島 海の魅力を巡る旅

下北半島は、周りを3つの海に囲まれた自然豊かな場所です。地球の歴史を物語る貴重な地質や地形・海岸が多く見られる場所でもあり『下北ジオパーク』と呼ばれています。

今回、下北ジオパークガイドの会 認定ガイド 小島昭夫さんと共に下北半島の海を魅力を巡ってきました。

奇跡の海岸と言われる「ちぢり浜(むつ市)」は、約300万年前に大畑カルデラの火砕流が砂岩の上に積もって出来た海岸です。長い年月をかけて、波や風が岩を削り出来た奇岩の浜です。

海岸にはポットホールと呼ばれる石と波によって作られた岩の大きな穴があり、小魚や海藻が入っていて、小学校の子供たちの勉強の場に適している空間です。地元の小学生が海の生き物の観察に訪れ、自然と海を感じられる天然の水族館でもあります。

次に案内していただいた「北部海岸(むつ市〜東通村)」では、海の底で堆積した地層が東西約8kmに広がっていて圧巻でした。かつて2つの島に分かれていた下北半島、約12万5千年前の隆起で1つの半島になったと初めて知り、その地に実際に立ってみると時代の流れを感じることが出来ました。『下北ジオパーク』は私たちの宝ですと熱く語る小島さん。本来の自然を満喫することができる場所『下北ジオパーク』をこれからも守っていきたいとお話してくださいました。

実際に訪れたことで海が持っているパワーや雄大さを感じることができました。下北には他にも海を感じられるエリアがたくさんあります。様々な魅力が詰まった下北の海へ、これからも実際に足を運んでみたいと感じる旅でした。

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