青森県の観光遊覧船「夢の平成号」が
老朽化のため今期限りでの運航終了を迎えるなか
地元・脇野沢小学校の児童たちが最後のイルカウォッチングを楽しみました。
同校では2017年
児童たちによって「むつわんドルフィンクラブ」が設立され
総合学習の一環としてイルカの生態や海洋環境について学ぶ活動が続けられてきました。
毎年4月から6月にかけて
陸奥湾を回遊するイルカたちとの出会いは
児童にとってかけがえのない恒例行事でした。
船上でイルカが姿を現すと
「いる!」「群れでいる!」「赤ちゃんイルカも!」と歓声があがり
大きな興奮と喜びに包まれました。
夢の平成号で海に出る体験は
脇野沢の子どもたちにとって
自然の尊さや地域の宝を肌で感じる貴重な機会となってきました。
今回が最後のイルカウォッチングとなった児童からは
「イルカがかわいかった」「たくさん見られて嬉しかった」といった感想が寄せられ
この授業を通じてイルカへの愛着や海への関心を一層深めることができたと感じられました。
夢の平成号の運航は終了しますが
今後も総合学習を通して
脇野沢の豊かな海
そこで生きる生きもの
そしてそれを支える地域の人々の思いが
子どもたちに受け継がれていくことを願っています。
イベント名 | ありがとう夢の平成号 最後のイルカウォッチング |