レポート
2024.07.31

海のそなえ 海を安全に楽しむために①

海のそなえ 海を安全に楽しむために①

7月7日マグワビーチで
『つがる市消防本部・水難救助隊』と
『つがるライフセービングクラブ』による合同訓練が開催されました。

この訓練は
一次救命処置を行う『ライフセーバー』と
二次究明を行う『水難救助隊』との連携をスムーズに進めるために行うものです。

この訓練を終えて

『公益財団法人日本ライフセービング協会指導員』
『つがるライフセービングクラブ副代表』の齋藤俊史さんにお話を伺いました。

〇訓練を終えての感想
ライフセーバーは『水の事故を未然に防止すること』に重きを置いていて
『救助』というのは最終手段ということなんです。
今日は私たちが一次救命処置を行って
水難救助隊が二次救命と連携することの重要性と必要性を改めて感じました。

〇海水浴を楽しむために気をつけることは?

① 海に行く前
・天気予報をチェックする
 強風や雷注意報などが出ているなど悪天候の時は海に行かない。
・体調チェックをする
 体調が悪いときは、海に入らない。

② 海に着いてから、海水浴中
・危険個所や海の状況(風向きなど)を確認する
 海水浴場にいるライフセイバーなどに確認するとよい。
・子どもたちだけで海に入らない。
 大人は子どもたちから目を離さないようにして自分も海に入れる服装をして行く。
・午後は水難事故が多い傾向
 午後は午前の疲れが出てきたり、昼食後眠くなることがあることも原因しているかもしれないと
 考えらる。

③ もしもおぼれた時
・パニックにならない
・浮き身姿勢(仰向きになって浮く)をとる
 鼻から息を吸って大の字になり体の力を抜くと浮くことができる。
④ おぼれた人を見かけたときは
・助けるために自ら海に入らず、大声を出して周りに助けを求める
・浮具になるもの(ペットボトル、バケツ、クーラーボックス、ビニール袋など空気が入るもの)を
 海へ投げ入れる

〇近年多い海での事故は?
 水際浅瀬で起きる水の事故が多い。
 大人が子どもから目を離した瞬間に波で転ばされると子どもは自分で立ち上がれず
 浅瀬でも水を飲んでしまいおぼれてしまう。
 波の勢いで浮き輪がさかさまになって体制を戻せずおぼれる場合もある。

〇このような事故を防ぐためには?
 子どもが水辺で遊ぶときはライフジャケットをつけることはもちろ有効ですが
 子どもだけを海に入れるのではなく
 大人も海に入れる準備をして、子どもから目を離さないようにする。

訓練の様子を見学したり
ライフセイバーの齋藤さんのお話を聞いて私は
海を安全に楽しむために一番大切なことは
『自分の命は自分で守ること』
私たちひとりひとりが
海を安全に楽しむための『ルールを守ること』だと私は思いました。

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