レポート
2024.11.28

未利用魚を使って水産加工に取り組む深浦の漁師さん

深浦町で漁師飯を提供している『広福丸直売所』へ行ってきました!
こちらでは、未利用魚を使った定食や加工品に力を入れています。

経営している企業組合  広福丸  代表理事  古川広志さんに話を聞いてみると…
「規格外のサイズの小魚は廃棄していた。そんな未利用魚を使って、漁師の収入につなげたいと思い直売所をはじめました。」と話をしていて、未利用魚をそのまま廃棄するのは勿体ない、無駄にしたくないという思いが伝わって来ました。

そこで、古川さんが目をつけたのはウマヅラハギ(通称てって)という魚です。普段は取った皮や肝は廃棄して、身だけを出荷していました。鮮度が高いと肝は驚くほど美味しいと気付き、今まで捨てていたウマヅラハギの肝の美味しさを広めたいと思い最初に作った商品が【てってのともあえ味噌】です。濃厚でまろやかな味わいの味噌は、ご飯のお供にピッタリ!

そして、人気商品の【てっての塩辛】は、お茶漬けにして食べるのが古川さんのオススメだそうです。ぜひ皆さんも召し上がってみてください!最後に古川さんは「60歳で底建網漁師の一線からは引退しましたが、これからは違う形で地元漁師の力になっていきたい。水産加工で少しでも魚の価値を上げて、これからも地元漁師を陰ながら応援していきたい。」と熱い想いを語ってくださいました。

漁獲量減少や海洋資源不足が問題となっている中、今後は古川さんのような取り組みがとても大切になると感じました。まだまだ知らない魚の美味しさと可能性をみなさんもぜひ味わってみてください!

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