三方を海に囲まれた青森県といえば、なんといっても「海の玄関口」として本州と北海道を結ぶ「フェリー」の存在は、語らずにはいられません。
そのフェリーが海を行き交う姿に魅せられ「フェリーのある青森の海」というテーマの写真を撮り続けている男性がいらっしゃいました。
今回ご紹介させていただきますのは、青森市に在住の「百澤秀太さん」
近年、SNSを始め百澤さんが撮影する「フェリーと青森の海」の写真シリーズがじわじわと人気が出てきている、若き写真愛好家です。
今回の記事では、百澤さんが撮影したフェリー写真の中で厳選していただいたものをご紹介いたします。
▲夜の「八戸フェリーターミナル。八戸市と苫小牧市を結ぶシルバーフェリーが2隻並び、海に反射した光芒も美しい写真です。
▲津軽海峡フェリーの新しい船「ブルールミナス」が停泊する青森フェリー埠頭。夜のフェリーの写真は、港町らしさい雰囲気を際立てます。
百澤さんが写真に興味をもったのは、なんと小学生の頃。
親が使い古した「カメラ付き携帯電話」をカメラ代わりに譲ってもらったことがきっかけで、そこから写真を撮る楽しさ知ったそうです。
百澤さんは小さい頃、共働きだったご両親の代わりに、祖父母に面倒を見てもらっていたそうです。そしてドライブでよく青森市の「フェリー埠頭」や「青森駅」などへ連れて行ってもらうことが日課だったそうです。
そして2000年頃のこと。かつて青森ー函館航路に存在していた「べら」というフェリーが出港時するに、船に向かって大きく手を振った百澤少年。
すると、なんと船長さんが気がついて、手を振り返してくれたそうです。その体験に感動し、一気にフェリーへの興味が湧いてきたのだそうです。
現在は会社員として、青森市内で忙しい毎日を過ごしている百澤さん。しかしSNSなどを中心に、かなりの頻度でフェリーの写真を撮影、投稿されているように思われます。
「いったいいつ、撮影に行っているのですか?」とお聞きしたところ「少しでも時間があれば行っていますよ!」と、非常に前向きなお返事が。
▲休日などを利用し、実際にフェリーに乗って移動し、フェリーのある函館市の写真をも撮影する百澤さん。函館山をバックにしたフェリーも映えます。
こんなにも毎日のようにフェリーの写真を撮り続けられる魅力とは、いったい何なのですか?とお聞きしたところ
「その日によって天候が違ったり、入港の角度が違ったりと、フェリーの運行状況は毎日違うシチュエーションなことも、面白いと思う理由の一つです。仕事終わりにふと空を見上げて、いい写真が撮れるかも!?と思ったらすぐ車を走らせて海へ向かいます」と、やはり素晴らしい行動力が感じられました。
百澤さん「撮影中は、やっぱり落ち着きますね。大好きなフェリーの勇姿を自分のファインダーの中に収めて、シャッターを切るのは快感です。でもそういう時間の中でも、フェリー埠頭で働かれている関係者の方々に迷惑をかけないように配慮したり、海にゴミが落ちていたら少しでも拾って帰るよう、心がけてます」
古くから青森県は、北前船を始めとする海運で栄えてきた土地です。かつて存在した「青函連絡船」もまた、本州と北海道を結ぶ重要な役割として、人々の記憶に今も深く根付いております。
その海運の役割を現代に伝え、人々の足としても欠かせないフェリーの存在。
私も今から10年ほど前に、人生初の北海道ツーリングに行く時に乗ったフェリー旅には、とても感動したのを今でも覚えております。
海を行き交うフェリーのある光景。1日として、同じ状況、同じ風景はありません。
百澤さんに「これからどのようにして、海やフェリーをと関わりたいですか?とお聞きしたところ
「青森の海を感じられる写真。見てくれた人も船に乗りたいと思ってくれる写真。そんな写真を、これからも撮り続けたいですね」という力強いメッセージをいただきました。
彼がこれからどんな「フェリーのある青森の海」という作品を見せてくれるのか、楽しみですね!!
青森市出身 青森市在住の写真愛好家
幼少の頃から「フェリーのある青森の海」に興味を持ち、青森県内を行き交うフェリーの写真を撮り続けている。
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イベント名 | 【海の写真】「フェリーのある青森の海」に魅せられた写真愛好家、百澤秀太さん |
故郷の青森市を拠点にライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。